舞の道
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top >> 本場所観戦記 >> 2013年6月 横綱・日馬富士 刻名式
>>刻名奉告祭

勧進相撲発祥の地として知られる富岡八幡宮(東京都江東区)には相撲にまつわる石碑がいくつか建っています。その中の1つである横綱力士碑は明治33年に建てられ、初代明石志賀之助から歴代の横綱の四股名が刻まれています。横綱が誕生すると石碑にその名を刻み、土俵入りを奉納します。朝青龍の昇進時は行われなかったそうですが、白鵬の昇進時は行われています。今回の進行は以下の通り。

10時20分 参進(境内中央参道)
10時30分 刻名奉告祭(本殿内)
11時00分 刻名式(横綱力士碑前)
11時30分 奉納土俵入り(本殿前)


>>力士碑


正面の大鳥居をくぐり抜け参道を進むと一番奥に本殿があります。
本殿向かって右、渡り廊下の下を通り進むと横綱力士碑があります。

中央の力士碑と彫られた石は高さ3.5m、幅3m。
力士碑の左右にある大きな碑は右が陣幕久五郎(きゅうごろう)、左は不知火諾右衛門(だくえもん)の顕彰碑。
力士碑の裏側に初代明石志賀之助〜45代若乃花幹士までが彫られています。
また、右の陣幕顕彰碑の裏に2つ目の力士碑が隠れており
表には46代朝潮太郎〜66代若乃花勝、裏に67代武蔵丸光洋〜69代白鵬翔まで。
そして白鵬の左側のテープで隠されている所が70代日馬富士公平のスペースとなります。
既に彫り師によって四股名が刻まれていました。テープの上から手で触ってみたらデコボコしてるのがわかりましたから。刻名式で日馬富士がノミを入れるのはホンのちょこっと。ポーズを取る程度らしいです。
左の不知火顕彰碑の裏には3つ目の力士碑が既に準備されており、四股名を彫りいれる為の欄も。

力士碑は青白幕で囲まれていました。ベニヤ板で階段を作り、ノミを入れやすくしてあります。


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開始約1時間前。太刀持ちと露払いを務める安美錦と宝富士が到着。
安美錦は本殿にお参りした後、近くで待機していた取材陣にご挨拶。
宝富士の方はというと本殿を少し眺めただけ。取材陣ともとくに話をすることも無く。
八幡宮の宮司や職員と土俵入りの場所を確認した後、社務所へ付け人達と入って行きました。
日馬富士は社務所裏の駐車場から入ったらしく、行事が始まるまで姿を見ることはありませんでした。


 

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