舞の道
元小結・舞の海と大相撲に関するサイト。
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top >> 本場所観戦記 >> 2013年1月国技館バックヤード見学
>>土俵製作現場見学

墨田区観光協会主催のイベント。
元々は「土俵製作現場見学」が今回のイベントの正式名称でした。が、当日になって土俵築以外も相撲協会の方のご厚意により案内していただくことに。ページのタイトルを「バックヤード見学」としたのはその為です。
予定されていたメニューは以下の通り。
1.東京スカイツリー天望デッキ(350m)日付指定入場券引換券またはすみだ水族館入館券
2.土俵製作現場見学
3.相撲教習所で元34代木村庄之助さんの講義
4.相撲グッズお土産

参加費9,000円。

実際の内容は
1.相撲教習所で元34代木村庄之助さんの講義
2.土俵製作現場見学
3.支度部屋等見学
4.相撲博物館見学
5.相撲グッズお土産
6.商品券1,000円分

※ソラマチにある産業観光プラザ すみだ まち処で使える商品券。


>>34代庄之助・伊藤勝治さんによる相撲よもやま話

相撲教習所をお借りして、簡単な講義。
手書きのメモしか手元にないため箇条書きでご了承ください。
・土俵について
  土俵築の現場はマスコミには見せてきたが、一般公開は今回がほぼ初めて。
  荒木田土を寝かす。土と水を混ぜる配分が難しい。
  俵へ土を詰めた後、まとめる紐は荒縄で。
  ビール瓶で叩いて形を整える。
  俵の3分の2を埋める。だが場所が進むにつれて俵が沈んでいく。
  場所の後半になるほど押し相撲が有利と言われている。
  中央の仕切り線はエナメルで書く。1日かけて乾燥させる。
  蛇の目に砂を入れる。
  乾燥などにより土俵が崩れることがたまにあるが、後から土を盛っても完ぺきには修復はできない。
  古い土と新しい土を混ぜるのは困難。
  行司の装束は裾が一番痛む。力士が撒く塩に触れるから。
・相撲協会作成の資料映像を鑑賞
 土俵築の様子〜土俵祭り〜土俵入り〜弓取り式等15日間をまとめたダイジェスト。
 白鵬の土俵入りの映像は露払いが龍皇。DVDで再生してましたが、映像はアナログでした。

・相撲よもやま話
 本場所用の割を書く半紙は西の内和紙。風雨に晒されても破れにくい蝋引き。
  横綱が絞める綱と化粧廻しを合わせると16キロ近く。外れてはいけない為かなりキツく絞める。
  吊屋根、支度部屋の様子を写真を見せながら解説。
  床山が使用する髷棒は畳屋が使う針を細くしたもの。
  物言いの協議はまず手を挙げた審判が最初に意見を述べる。続いて他の審判が順々に意見を述べ、審判長は最後。参考意見としてビデオ室にも聞く。





 

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