舞の道
元小結・舞の海と大相撲のサイト。勿論アンオフィシャル
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>>1993年
場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
1月 前頭16 09勝6敗

先場所大負けしたため番付が幕尻まで下がってしまいました。場所前に風邪を引いてしまい稽古の方は決して順調ではなかったはず。それなのに3日目から3連勝、ヌケヌケも続きましたが9勝を上げることができました。連敗をしなかったのが良かったと思います。
++3日目++
体重168キロの琴別府と対戦。再び八艘跳びを見せ館内を沸かせた舞の海。上手く左廻しをとって内掛けを仕掛けますが腰の重い琴別府はそう簡単には落ちません。上手を取った琴別府に土俵際まで追い詰められたところで逆転の上手投げが決まり拍手喝さい。それも打っ棄り気味の投げだったので相手の琴別府もビックリ。
5日目の春日富士戦では両者が同時に左へ飛びお見合いをしたり、9日目の旭道山戦では1991年11月場所以来となる後ずさりの立会いを見せるなどよく考えて動き回る様子が印象的でした。
三賞の候補にも上がったのですが受賞ならず。

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
3月 前頭11 06勝9敗

幕内通算10場所目となった3月場所。負け越してしまいましたがこの場所一番の取組は4日目水戸泉戦。
舞の海が懐にうまく潜り込むと水戸泉が両上手で強引に持ち上げようとしました。そこをすかさず舞の海が足取りに出ます。粘ろうとする水戸泉をなんと左肩に担ぎあげ放り投げてしまいました。前日から足取りでいこうと作戦を錬っていたそうで、見事成功したのです(*^。^*)

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
5月 前頭15 10勝5敗

場所前の巡業で精力的に稽古をしたお陰で初めて二桁勝利を上げることができました。

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
7月 前頭06 4勝11敗

 久しぶりに一桁まで番付が上がりましたが初日からなんと6連敗。これは入門以来初めてのこと。
立会いに迷いが生じ、自分のペースで相撲を取ることが出来ませんでした。
++7日目++
6連敗をした前日は「そろそろ辞めろってことじゃないですかねぇ」と弱気な発言をしていた舞の海。
思い切って左へ変化してやっと初日を出しました。
++中日++
霧島との対戦。この日も左へ変化して廻しを取ることに成功。頭をつけて足取りで相手を崩した後
最後は左内掛けから足を跳ね上げて掛け投げで勝利。
「憧れの人に勝てました。(霧島は)顔も体も相撲もみんな格好良い。もう、相撲辞めても良いです。」

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
9月 前頭14 09勝6敗

++攻めに広がり++
幕尻に落ちて後が無かったのが良かったのでしょうか?(笑) この場所は久々に動きが良かったです。
初日は長身の琴富士を三所攻めに沈め、3日目は内掛けで隆三杉に勝利。14日目の琴ノ若戦で見せた
下手投げなど右からの攻めが効いたおかげで勝てた勝負が目立ちました。
場所前に3キロも体重が落ちてしまいましたがこのお陰で体が動くようになったのも好成績の要因かと。
10日目の琴稲妻戦では、左を警戒しすぎた琴稲妻を右からの上手投げで降すなど、見ているこちらも
驚かされる相撲が多かったです。
++技能賞++
3度目の受賞です。得意の左からの攻めに右からの攻めが加わり相撲に幅が出来たことが評価されました。
「三賞は全然考えてなかった。右からの攻めは稽古場ではできなくて
本場所では使えないなと感じていた。点数をつけるなら99点」

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
11月 前頭08 06勝9敗

 7日目で5勝2敗と白星先行でしたが中日から7連敗。苦手で対戦成績も差が付いていた若ノ花
(のちの横綱・若乃花)、貴ノ花(のちの横綱・貴乃花)、 玉海力、貴ノ浪らにまた勝つことが出来ませんでした。

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