舞の道
元小結・舞の海と大相撲のサイト。勿論アンオフィシャル
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>>1992年
場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
1月 前頭07 4勝11敗

++5日目++
貴ノ浪と。2人の身長差は26センチ。相手の脇が甘いところに乗じてすぐ廻しを取った舞の海。
内掛けと外掛けで貴ノ浪の体勢をくずしておいて切り返しに仕留めました。
++6日目++
貴闘力戦。舞の海が相手の懐に入る時にやるフェイントを見切るため、貴闘力はある作戦を考えました。
それは二字口・徳俵まで下がって仕切ると言うもの。貴闘力が張り手を交えて向かってくる所を掻い潜って
差そうとしましたがなかなか差させてくれません。貴闘力に小手を極められ土俵際に追い詰められた舞の海は
なんと居反りから襷反りという滅多に見られない大技の姿勢に!でも実は体が硬い舞の海。背筋も
ずば抜けて強いと言うわけではなかったので反り技は不発。貴闘力に体重を預けられ寄り倒しで負け。
++7日目++
八艘跳びが追風海の専売特許だと思ってるあなた。大間違いです。
この飛び道具を初めて成功させたのは舞の海なのですよ( ̄^ ̄)v
北勝鬨との一番。左上にヒラリと飛び上がりすぐさま北勝鬨の後ろへ回り込んだのです。
アナウンサーは「跳んだ!!」と叫び、館内も騒然。一発で持って行こうと勢いよく突っ込んできた北勝鬨は
目の前の的がいなくなり大慌て(笑) 急いで向き直りましたが舞の海の内無双に撃沈。
本当は後ろに回ったらすぐに押し出したかったそうですが、舞の海の方もちょっと バランスを崩してたので・・・
毎日長い相撲となっていたため体力がもたないと思いチャレンジした八艘跳び。
場所前にこっそり部屋で稽古はしていたそうです。でもそれを一度目で成功させるところが流石です!!!!
夜のニュース番組は勿論、翌日の新聞の一面を堂々とカラーで飾り、更には通信社を通して海外メディアにまで配信されてしまうという大騒ぎになったのでした。
ですが、中日以降は武蔵丸、若花田(のち横綱・若乃花)、貴花田(のち横綱・貴乃花)ら難敵と対戦を組まれ
4勝11敗と大きく負け越してしまいました。6日目の相撲で体を負傷したということも影響したようです。

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
3月 前頭15 09勝6敗

幕内の下から2番目という地位まで下がってしまいましたが好調だった舞の海は本領発揮で
10日目で3敗になるまで優勝争いにも絡んでいました。
下手投げ、足取り、上手投げ、外掛けと決まり手も多彩。
++千秋楽++
武蔵丸の諸手を掻い潜り、上半身を低くして食らい付いた舞の海。
目の前の足を右で取り、左は下手。武蔵丸が上手で強引に持ち上げようとするところを外掛けで崩して
体を預ける舞の海。だが諦めない武蔵丸が逆転投げを打ったのです。(というか舞の海を放り投げた)
舞の海の手が先についたが武蔵丸の脚も上がっていて死に体と判定。勝負は舞の海の勝ちとなりました。
でもこの一番。今見返すと武蔵丸の勝ちのような気がする・・・・・σ(^◇^;)

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
5月 前頭08 06勝9敗

立会いのフェイントを良く見て、左下手を封じれば怖いものは無い事がバレてしまい
なかなか相撲を取らせてもらえませんでした。5日目から3連勝があったもののその後3連敗。
最終的には6勝9敗という成績に終わりました。

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
7月 前頭11 8勝7敗
9月 前頭06 7勝8敗

++9月場所++
7月場所は苦しみながらギリギリ勝ち越しただけだったのに自己最高位の6枚目に上がってしまった舞の海。
やはり苦しい場所となりました。豊ノ海や起利錦、琴ヶ梅など対戦成績がリードしている力士には勝っても
相手に食らい付くことが出来ないと非常にアッサリと負けてしまいます。終盤の4連勝は負け越しが決まって開き直れたから。13日目の琴富士戦では相手の体3箇所を同時に攻める「三所攻め」で勝利。昭和30年に相撲協会が決まり手を制定して以来、幕内では初の決まり手となりました。
更に、千秋楽の白星は幕内通算50勝目

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
11月 前頭07 4勝11敗
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