舞の道
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>>1991年
場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
1月 東幕下1 4勝3敗

 

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
3月 十両12 9勝6敗

日大相撲部出身としては12人目の関取が誕生しました。
先場所まで本名の長尾で取っていましたが、この場所から四股名を「舞の海」に改名。
170センチ、91キロの最も小さな関取は初日から6連勝という活躍で土俵を沸かせました。
対戦した力士達は「子供みたいに小さいけど強い」と言っていたそうです。
初日に道路の渋滞に巻き込まれ、土俵入りを欠席するというハプニング。
でも取組にはギリギリのところで間に合い白星スタート。
(その詳細はこちらに詳しく書いてあります。"新十両"をご覧下さい。)
4日目の大輝煌戦では立会いに「猫だまし」を一発。
これをやる力士は滅多にいなかったのでニュースでも取り上げられていました。
またこの時の新十両には同じ青森県出身の元大関・貴ノ浪がいました。 

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
5月 西十両6 8勝7敗
7月 西十両2 9勝6敗

++5月場所++
4連勝を2回やって9日目に勝ち越しを決めたものの6連敗してしまい成績は普通の8勝7敗。
それでも内無双、小手投げ、内掛け、上手出し投げなど決まり手は多彩。
5日目に初めて大銀杏を結うことができました。
++7月場所++
元横綱・武蔵丸が新十両でいきなり十両優勝をした場所です。
舞の海とは5日目に対戦。足取りで舞の海が勝っています。
十両2枚目という位置で9勝をあげ、来場所の新入幕が確定的に。

場所 番付 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 成績
9月 西前頭12 8勝7敗
11月 東前頭9 8勝7敗

++9月場所++
8月26日に行われた番付編成会議にて新入幕が決定しました。
規格外の小ささに戸惑う力士達を尻目に次々と技を仕掛ける舞の海。
いつのまにか「技のデパート」というニックネームがついていました。
3日目に人気力士の元関脇・寺尾を切り返し。6日目は得意の猫だましで琴ヶ梅を翻弄。
11日目は188センチの起利錦を下手投げ、13日目には200キロの巨漢・豊ノ海を内無双。
良く見て突いてくるタイプの力士には極端に弱かったが新入幕で見事勝ち越して
技能賞を受賞しました。
++11月場所++
初日の旭道山戦。なんと舞の海は立会いで相手の顔を見たまま前に出ると見せかけて
後ろにジャンプするという奇襲に出ました。上手くタイミングを外し得意の左下手で勝利。
この場所一番の大相撲はナンと言っても11日目の戦。
的が小さすぎて曙が突くのを躊躇った瞬間、舞の海が懐に飛び込むことに成功。
曙が背中越しに掴んだ廻しで釣り上げようと動く。すると舞の海はその動きを利用して
左足で内掛け、右手で足取り、頭で脇を攻めるという三所攻めを披露。
最後は内掛けで曙を倒しました。
現在では舞の海の紹介VTRで一番良く使われる一番となっています。
また13日目には若花田(後の横綱・若乃花)と激しい死闘の末7勝目。
千秋楽の一番で勝ち越せば技能賞という条件がつき、
見事勝ち越して先場所に続いて2度目の技能賞を受賞。
新入幕から連続で三賞を受賞したのは、昭和30年5月場所の若ノ海に続いて2人目。

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